おはよう御座います。羽衣荘2代目の北垣学です。
今日は以前、お客様から茹で蟹を家で湯がきたいけどどうしたら良い?と聞かれた事がありました。全然美味い事湯がけへんのやと!
なぜ家庭では美味い事湯がけないのかは、色々原因があります。
美味しく湯がけない原因を探っていきましょう!
茹で蟹が美味しく湯がけない原因は?
- 蟹の身詰まりの良し悪し、身詰まりがよくないと湯が上がりに影響します。
- 蟹1匹丸々湯がける鍋があるかどうか!
- 塩加減、火加減、湯がき時間はどうか!
- 湯がく前に蟹の足を切ってないか!
などいくつも気を付けないといけない点があります。
ほんの少しですが、松葉ガニ料理25年の間に培った茹で蟹のコツをいくつかお伝えします。
蟹が1匹丸々入る鍋を用意しましょう。蟹が完全にお湯の中に浸かる深さも必要です。
湯がく蟹は必ず真水に漬け絞める。生きたまま熱いお鍋に入れると足を脱却し、
旨味が逃げていまいます。
絞めたらタワシで蟹の表面を擦り汚れを落とす。この時も真水で洗って下さい。
蟹も絞まり洗えたら、湯がいていきましょう。
水の量の2.5%の塩をいれ沸騰させます。沸騰している中に蟹を入れ、再沸騰してきたら、火を落とし沸騰しない火加減まで落とします。鍋に蟹を入れる時は蟹のお腹を上にして鍋に入れて下さい。蟹が浮かない様に落し蓋もする。
湯がき時間は再沸騰後20分から25分湯がいて下さい。湯がいている間は、火加減に注意して下さい。再沸騰後も沸騰し続けた中で蟹を湯がくと身にしっとり感がなくなってしまいます。
後は時間が来たらお鍋から揚げ、熱々の茹で蟹の完成です。蟹ミソに身をほぐして食べると最高ですね。
茹で蟹以外にもご家庭で美味しく蟹を食べる方法はあります。
茹で蟹を家庭で行うのはいくつも条件が揃わないといけないので、せっかくの蟹が台無しになる事も少なくありません。それでは勿体ないので、思い切って他の食べ方で食べるのも1つです。焼きガニ、天ぷら、お鍋などでも美味しく召し上がれます。お鍋の後の雑炊もおススメです。
少しでも参考になれば嬉しいと思います。